アプセルでは、ノーコード=プログラミング不要、簡単・スピーディーかつ初期費用ゼロ・月額費用のみでアプリ開発・運用ができます。弊社にご相談いただく企業様は、9割以上がアプリ開発未経験です。「オウンドアプリをもっと簡単に」を掲げ、これまで多様な企業に導入いただきました。
この度は弊社にてアプリ制作をおこなった株式会社メイテック 広報部 北平様にインタビューしました。株式会社メイテック(以下メイテック)は約7,700名(2021年4月時点)のエンジニアを擁する、日本最大規模のプロエンジニア集団です。

―― 御社の事業領域、広報部における北平さんの仕事について教えて下さい。
弊社は製造業の設計開発部門に向けてエンジニアリングソリューションサービスを提供している会社です。お客様に対しては高い付加価値を提供しベストパートナーとなることを掲げていますが、社内のエンジニアに対しても、エンジニアとしての成長を支援し、「豊かなエンジニア人生を共につくる」ことを提供価値としています。
そういったなかでエンジニアの成長支援という考え方を広く世の中すべてのエンジニアに対しても何かできないか、という意見が社内で上がりました。こうして生まれたのが「fabcross」「fabcross for エンジニア」というオウンドメディアでして、本メディアの運営を通して世の中のエンジニアや、これからエンジニアを目指す方々に役立つ情報を発信しています。

出典:https://www.meitec.co.jp/company/principal.html

―― そのような経緯があってオウンドメディア運営に至ったのですね。当時運営にあたり何か課題があったのでしょうか?
私が担当するオウンドメディア運営に対する課題は2点ありました。
1点目はメディアが「fabcross」「fabcross for エンジニア」の2つあり、いずれもエンジニア向けにコンテンツを提供しているのですが、アプローチは別々であり、それぞれのメディア単体で認知されていたという点です。また広報部としても、それぞれに異なるユーザー属性に閲読されていたので、この2メディアを繋げたいと思っていました。とはいえ、現在世の中のWEBメディアは、より専門的で特化型が主流になりつつある中で、2つのオウンドメディアをドメイン結合するのは現実的ではない。そこで運営の違いは残しつつ、ユーザー同士をつなげる方法はないか模索していました。
2点目は、スマホをベースにSNSやwebサイトなどの各種コンテンツが急激に増えてきている時期でもあり、ユーザーが分散しているため、チャネルを広げる必要があると考えていました。Facebook、Twitter、インスタグラムといったSNSと同様に、アプリも1つの集客チャネルとしてアプローチしたいと思いました。
――様々なチャネルが考えられる中で、なぜアプリ導入を決定されたのですか。
ターゲットであるエンジニアにリーチさせようとすると、特定のメディアでの集客だけだと投資対効果(ROI)が頭打ちになってしまうのと、リピーターの利便性を高めることで、ファン化をすすめたかったという点でアプリの方が良いのでは、という結論に至りました。

「fabcross」「fabcross for エンジニア」を一つのアプリ内に格納

――同じ課題感のPR担当者やマーケッターはいそうですね。なお、様々なアプリ制作会社がある中で、なぜアプセルにご依頼されたのですか。
初期導入費用が0円で投資回収が良かったためです。これが一番大きいです。弊社のオウンドメディアはマネタイズメディアではないので、投資対効果が想定しにくく、他社のように数百万円投資してカスタムでアプリを作ることができませんでした。また企業が運営する情報メディアですのでアプリとの相性など未知数な点もありましたので、その点でアプセルさんは初期導入のハードルが低く、ミニマムスタートできるという点が有り難たかったです。
また定期的なコンディション確認とレポーティングをしてもらえるので、迅速なPDCAを回しやすいです。適宜方向修正もして頂いています。アプリ内検索や広告配信も含めたトータルのアプリマーケティングの相談に乗っていただいています。他アプリ制作会社だとリアル店舗来店などがメインで、この領域は対応しないことが多い。オンライン展開だけしている企業としてはとても有り難いですし、他アプリ制作会社だとここまでフォローはしてもらえないのではと思っています。
以上のようなメリットがあったので、比較的早く、導入の意思決定ができました。

――アプリ導入後の効果・実績について教えて下さい。
アプリを通じてオウンドメディアへの流入が増えました。具体的には、アプリ経由で、2メディア合計で毎月約1万PV流入しており、1ユーザーあたり5〜6PV閲覧いただいています。アプリを実施したことで新たな読者に記事を閲読いただけているのは有り難いです。
更に、アプリからオウンドメディアに流入した読者の一定数がメイテックのコーポレートサイトへ流入しています。オウンドメディアの記事では、中立性を重視して会社のPRにつながる内容は言及していません。なので「fabcrossの運営会社=メイテック」の認知がされていませんでした。しかしメイテックのコーポレートサイトに遷移してくれることで、「fabcrossの運営会社=メイテック」の認知がされ、会社自体の認知も広がっている、と捉えています。アプセルさんには、アプリ内検索が上位になるようにサポートしてもらっているので、他チャネルではなかなか来ないターゲットユーザーがアプリから流入している結果と考えています。

ーーアプリ導入を検討されている企業へ向けてメッセージがございましたらお願いします。
常にユーザーは新しいものを求め、様々なチャネルに分散する時代になりました。そんな今だからこそ、新しいチャネル開拓、アプローチの一つとしてアプリ運用という選択もありだと思います。アプリ制作・運営をしたことのない方がいらっしゃったら、アプセルさんであればミニマムのスタートができます。ユーザーからするとアプリは使いやすいはずです。弊社としても、前述のような効果はすでに出ているので、今後はアプリダウンロード数を更に増やすことにチャレンジしていきたいと思っています。
