モバイルユーザ向けのマーケティングも進化する中で、新規ユーザの獲得と同じくらい重視されているのが、獲得したユーザの利用活性化施策(リテンション)だ。アプリをインストールしたユーザが継続利用する割合は少なく、サービス運営者が様々な切り口で利用したくなる、思い出すようにアプローチする必要がある。このようなCRMの運営をやりやすくしてくれるのがAppboyだ。
スマホアプリ用のCRMソリューション。アプリ運営会社は、アプリ利用ユーザをトラッキングし、ユーザの行動に合わせた利用促進施策の実施が可能(PUSH通知、メール、アプリ内告知など)。アプリDL後にソーシャルログインを使った場合は、ソーシャルメディア上の情報も分析対象にしている。ウェブだけではなく、アプリまでカバーしているプレーヤーがこの1,2年でどんどん誕生いているが、Appboyは創業6年目の老舗。これまでに2250万ドル(25億円)の資金を調達。昨年からユーザ個々に分析しターゲティングできる機能を提供している。
日本では5rocks、シロクが同様の解析&CRMのソリューションを提供中。AppboyはウェブとアプリのIDの統合ができている点で進んでいるように見える。スマホアプリのマーケティングもDLの量を重視するところから、優良顧客への引き上げが重要になってきている。これから需要が伸びる分野。
ビジネスモデル:アクティブユーザ数に合わせた従量課金モデル。有料プランは10ドルから用意されており、アクティブユーザ数に応じて課金される。
コメントを残す