モバイルアナリティックス TUNEのイベント「Postback 2015」での。
Malcolm GladwellというOutliersやThe Tipping Pointを書いた有名なジャーナリスト/作家のKey Noteからご紹介です。
(VentureBeatより)
“Facebook is at the stage that the telephone was at when they thought the phone was not for gossiping — it’s in its infancy,”
“We need to be cautious when making conclusions … we can see some things now, but we have no idea where it’s going.”
上記、何を言っているかというと、
(実際のKey Noteでのストーリーを含めてまとめると)
電話は1878年に発明された際、ビジネス用やショッピングのために
使われるものと考えられていたため、
とにかくビジネス用に使ってもらえるように営業されていた。
日常会話はNG、都市に住むお金持ちのものと思われていた。
そのため、全く広まっていかなかった。
その後1920代になって、新しい世代が電話はゴシップに使って良いんだ、
ということに気づいてから一気に広まった。
つまり、あんなに素晴らしい発明でも30年以上かかって
最も最適な使い方に辿り着き、そこから爆発的に広がっている。
また別の例では、
ビデオも元々映画業界の人たちは競合であり、自分たちの将来を
脅かす存在だと思っていて、規制を掛けようとしていた。
ただ、その後数十年経過して、自分たちのコンテンツを
再利用でき、それによってより利益を上げれることが分かり、
そこから普及に火がついた。
つまり、新しいテクノロジーというのは当初人々が思っている使い方や
それを発明した人自体が考えてもいないような方法で利用されることで
急激に広がることがある。
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Facebookも今はまだできて約10年、大学内のソーシャルサービスから
全世界の人達が繋がれるサービスになっていますが、
後20年、30年後には、私たちもMark Zuckerbergも考えてもいないような
使われ方をしているかもしれません。
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