モバイルでSquare的なモバイル簡単決済を運営するClip (https://clip.mx/)が好調だそうだ。ところが変われば、事情も異なる。先進国ではクレジットカード決済を使いにくい決済現場を掘り起こしていく拡大ステップだったが、メキシコではそもそもクレジットカード決済を備えている小売、飲食店がまだまだあり、そこに既存クレジットカード決済サービスよりも「低投資」「お手軽」に実装できますよ!という営業で伸びているそうだ。
Paypal出身者が作ったメキシコ版のSquare モバイル決済サービス。メキシコには1,100万の店舗でClipのサービス使う市場があると想定しており、それらのショップではクレジットカード決済システムが導入されたおらず、顧客になる期待値がある。利用料金は初期の端末購入に580ドル、。決済手数料は3.6%がかかる。
アメリカで展開したSquareの初期顧客はクレジットカード決済が利用できないような小規模レストラン、小売店だったが、クレジットカード決済の普及率が低い南米諸国では事情が異なるそう。そもそもクレジットカードの普及段階だから、そこに低投資で導入できる決済手段を投入することで一気にシェアを取れる可能性がある。クレジットカード会社と正面から競争する構想。
ビジネスモデル:端末の販売と決済取次手数料が収益の柱。マーケットにクレジットカード決済を導入できるすき間がメキシコだけでも1100万店舗あり、拡大できる余地はかなり大きい見通し。
コメントを残す