動画動画と囃し立てられる2016年。TV・モバイルなどから動画を見たい、需要はどんどん膨らんでいます。他方インターネットのインフラはその需要と比例しては拡大しません。そんな成約条件を工夫とテクノロジーで解決しようとするのがStreamrootです。StreamrootではPeertopeerを応用して、ユーザ間でも動画データを共有し、ホストサイトのサーバ負荷を軽減して、動画ダウンロード・閲覧をスムーズにしようとしています。
動画サービスを運営する上での課題:多数の端末から動画閲覧リクエストがくることでCDNの処理が追いつかない。
StreamrootStreamrootではこの処理を軽減する工夫を以下のような方式で実施。
ビデオストリーミングサイト向けのソリューション。Streamrootを活用すると動画ストリーミングの帯域幅、配信時間、配信データ量などの性能を改善できる。Streamrootを活用すると動画閲覧時に分かるほどの差が出るらしい。仕組みはPeer to peerでコンテンツサーバからではなく、ユーザ間でファイルの共有を行う。そのため、サーバ負荷が低下することでパフォーマンスが上がるそう。
動画サービスにおけるストリーミング速度とコストが下がるのは、今後さらに動画需要の拡大が期待される中で嬉しいかぎり。配信サーバだけでなく、端末にあるデータを活用する点も設計アイデアと工夫が秀逸。
ビジネスモデル: 利用プランは2種類。1)月額課金のSaaSモデルは中小企業向け、2)大手には別見積もりのエンタープライズモデル。
動画サービスが継続的に利用する状態になり、導入後の切り替えは重そう。スイッチングコストの高い、顧客積み上げ型のビジネスと推定。
調達金額:262万ドル
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