ドローンの実用が前進し、ホバーボードが話題になり、空の交通について考える時代も来そうです。今日はそんな時代を見越して空のマップを作っているスタートアップを紹介します。
WAZEというスマホアプリで地図とクラウドのナビを作っていたイスラエル企業がGoogleに買収された事例を覚えておられますでしょうか。11億ドルで買収されその金額の大きさでも話題になりました。(当時の記事)WAZEの事例があるようにイスラエルはクラウドでマップを作るサービスの成功事例があり、それの「空」版が登場したという触れ込みもできます。
Hivemapperはシードラウンドで300万ドルを調達に成功しました。GoogleVenturesなど優良投資家がついています。ベータ版として公開されており、ユーザが飛ばしたドローン経由であがったデータがWebに公開されています。
ユーザがドローン飛行中に、手元のスマホで見られる地図アプリを提供し、このアプリを使用しながらドローンを飛行してもらいます。Hivemapperはアプリ経由でユーザのドローンの飛行データを取得し、飛行経路、地図を作っていきます。
すでに1500万箇所のデータが上がっており、飛行禁止区域などドローンユーザに必要な情報を揃えています。このアプリがあればユーザはドローンで取得する動画を見ながら安全に飛行できるということです。
将来的に「空」のデータを取得したいプレーヤーに買収されそうです。Hivehopperはそれまでにユーザのドローン経由のデータを集積しつつ、空の地図、ルートの精度を高め続けていく。
自社ドローン、ユーザからどれだけの情報を集約できるか。初期はビジネスになりにくいサービスではありそうです。データの集積から、ソリューションにつながる解を見つけるアプローチになると想定されるから。赤字を垂れ流しながら、買い手が見つかるまでにデータを収集、分析し続ける展開になりそうです。
対応しているドローンのソフトウェア:Works with the following DJI drones:
* Phantom 2 Vision/Vision+ * Phantom 3 Pro * Inspire 1
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